南無大師遍照金剛(なむだいしへんじょうこんごう)
メッセージ
南無大師遍照金剛(なむだいしへんじょうこんごう)
2009年9月
幼い子が悲しいとき、苦しいとき、泣き声を上げてすがろうとするのは、母です。私たちが、例えば生命の危機に直面したとき、母に代わってすがるものは何でしょう。
そういうとき真言宗では「南無大師遍照金剛」という祈りのことばを、限りなき多くの人達が念じ続けて、不安を乗越えてきました。
これは、この世に人がいる限り、そのすべての人々の幸せを守護するという誓いを立ててこの世を去られた、弘法大師さまへの祈りのことばです。そしてこの「南無大師遍照金剛」は、他の人の幸せを願うときの、祈りのことばでもありました。
「遍照金剛」は弘法大師さまの潅頂名で、「太陽のごとくすべてを照らす慈悲と、人を幸せにする仏さまの砕けることなき智慧の持ち主」という意味がこめられています。
どうぞこの祈りの『お経』を、毎日お唱えして下さい。そして私たち自身の、遍照と金剛の徳も磨かれますように。
(良)
そういうとき真言宗では「南無大師遍照金剛」という祈りのことばを、限りなき多くの人達が念じ続けて、不安を乗越えてきました。
これは、この世に人がいる限り、そのすべての人々の幸せを守護するという誓いを立ててこの世を去られた、弘法大師さまへの祈りのことばです。そしてこの「南無大師遍照金剛」は、他の人の幸せを願うときの、祈りのことばでもありました。
「遍照金剛」は弘法大師さまの潅頂名で、「太陽のごとくすべてを照らす慈悲と、人を幸せにする仏さまの砕けることなき智慧の持ち主」という意味がこめられています。
どうぞこの祈りの『お経』を、毎日お唱えして下さい。そして私たち自身の、遍照と金剛の徳も磨かれますように。
(良)
南無大師遍照金剛(なむだいしへんじょうこんごう)
2007年5月
「南無大師遍照金剛」
これは御宝号(ごほうごう)といい、真言宗で唱える一番短い『お経』です。
仏さまの慈悲の光は、すべてのものに及びます。そして、すべてのものに幸せを及ぼそうという智慧(ちえ)の働きは、ダイヤモンド(金剛石)のように堅固で輝きを失いません。これが「遍照金剛」の由来です。
弘法大師さまは、師の恵果(けいか)さまから真言密教の法を受継がれたとき、この「遍照金剛」をお名前の一つとして贈られました。恵果さまはお大師さまを、たぐいまれな仏さまの申し子と見抜かれたのです。
真言宗ではこの御宝号を、どんなときでも唱えます。お寺でも仏壇の前でも、亡くなった人のためにも、幸せを願うときでも...自分がピンチに立ち至ったときはなおさらです。そして、仏さまの誓いを永遠に続けるというお大師さまの誓いを、私たちも自分の誓いとして共に進むこと。本当の幸せは、そこに開かれます。
(壽)